この漫画との出会いは、学生時代からの友人で、保育士をしている子から、「子供との話題作りに読み出したらはまってしまった」という話を聞いてからです。

 その子は、特に漫画好きっていうわけでもなかったので、そんな人がはまるってことは相当!と思い、私もフラッと買ってみたのがきっかけでした。

 100の魔物の子達が、各自の能力を引き出せる本を扱える人間とともに戦い抜き、最後に残った魔物の子が、魔界の王になれるという目的を持っていて、メインのガッシュと清麿はガッシュが、誰も涙を流すようなことがない、いい王様、つまり「優しい王様」を目指すために奮闘していきます。

 ギャグちっく満載で、キャラの個性もたまらないのですが、TVアニメ同様、ちょくちょく泣かせる、しかも考えさせられるシーンが豊富。

 「友達」という、ありふれた、しかも身近なキーワードを、本当に深く思い知らされる漫画で、人間関係の方面でも、いろいろと葛藤しつつも、みんなが成長する、変化するところなんかも見所だと思います。

 また、戦う事が、どれほどむなしく残酷な事かも考えさせられる作品ではないでしょうか?
 
 戦う事を心から楽しんでいる者、戦いたくないのに無理に戦闘タイプに精神を操作される者、戦う事で自分と向き合う者、などなど、各キャラそれぞれの事情と思惑が錯誤しています。

 機会があったら、ぜひ読んでみてください。

 

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